妻活プランナーの森洋子です。
私と娘がコロナ陽性になってしまってから、我が家で全てを取り仕切ってくれたのは、もちろん夫の幹生です。
まず娘のくるみがかかって、私と幹生は濃厚接触者、そして私が陽性、彼が陰性となりました。
そのあたりの詳しい経緯は【コロナ体験談-1】をどうぞ。
今回は愛する夫の奮闘ぶりを書いていきますね。
さて、いよいよPCR検査を受けた日の夜には、私も発熱してベッドでおとなしく寝ることにしました。
そこからは三度の食事のしたく、部屋の掃除、洗濯、ゴミ出し、お風呂掃除などなど、
毎日やっているすべての家事を幹生1人でこなさないといけなくなりました。
とは言っても、わが家は結婚当初から家事は二人で分担してきたので、彼は子どもに母乳をあげる以外は何でもできます。
そしてこういう時に超・重要なのは、夫の家事を手伝いレベルにしないことです。
例えば夫のやる家事No.1のゴミ出しを例にしてみるよ。
妻が捨てるだけでOK状態に準備して、玄関に置いたゴミ袋を外のゴミ出しスペースに置く。
これをゴミ出しという家事にしているなら、残念ながら有事に役に立ちませんな。
だって、そうでしょうよ!
ゴミを出すって家事の中にどれだけの作業が詰まってますか?
- 曜日ごとにゴミを捨ての管理をする
- ゴミを種類別に分けておく
- 家中のゴミを集める
- 一つにまとめて袋に入れる
- ゴミ箱を拭く or 洗う
- 新しいゴミ袋をゴミ箱に設置する
- ゴミ捨て場所に捨てに行く
ゴミ捨てって簡単に言うけど、実は捨てる作業と燃える・燃えない、ビン・缶などの種類別に、いつ捨てるか?って管理業務の2つがあるのよ。
実はこの管理業務の所が、目に見えない家事なんだよね。同じくゴミ箱を拭いたり、新しいゴミ袋を設置するってのも目に見えないけど重要なタスク。
手伝いレベルで『捨てに行く』って部分しかやってない旦那さんは、この見えない家事の膨大さを知らない。知らないで偉そうに「オレはやってる」って言うんだから、本当にタチが悪いよね。
でも、これは私たち妻にも責任がありんす。
何でもかんでも、やっちゃってない?
妻活では、
「誰にも頼まれていないのに、自分がいい妻、いい母と思われたくて、夫や子どものお世話をすること」を
いい妻キャンペーン・いい母キャンペーン
と言います。
少なくともあなたの旦那さんは、いい大人なんだから本当は何でもできるはず。
それをやらせないで、全ての家事を取り上げて、成長を妨げた私たちにも責任の一端があるのよ。
だから、ここは一つ、いい妻キャンペーンは即刻中止して、彼らの未知なるパワーを開花させましょう!
で、わが家の幹生の場合は、付き合い始めの頃はお湯も沸かせなくて「洋子、カップラーメン食べたいからお湯沸かして」って、のたまうボクチャンでした。
本来ね、原始時代はね、火をおこすのは重要な男の仕事だったのに考えたら可愛そうだよね。
元スーパーマンである夫の地位をグラングランに脅かして、火起こしの仕事も取り上げられて、
チョット手伝ったらダメ出しまでされるんだからねぇ。
だから、私たちはいつ何時倒れても大丈夫なように、危機管理の一つとして取り組みますよ!
一つの家事を手伝いレベルじゃなく、最初から最後まで責任を持って担当してもらいます。
でもこれ、いきなり「はい、ゴミ出しの仕事は全部でこれだけあります。今日からあなたが全ての責任者だから、全部やってね」って渡すのはダメよ。
これはいきなり過ぎて、当たり屋です。死んじゃいます。何事も変化は少しずつ、目に見えないレベルで、すこーしずつです。
私も時には家族会議を開いたり、そうやって少しずつ夫と子どもに家事の参画をうながしました。
私たち主婦が家事を楽チンにして、もっと妻を楽しむためには、家族の育成が大きな鍵を握ってますよ。
会社と同じ、人材育成が重要!
そして部長のおじちゃんに、飲み会でこんな言葉を聞かされたたかも知れないよねぇ。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ、だよー、◯◯さん」って。
山本五十六って軍人の名言なんだけど、続きがあって
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
と、ここまでなのでした。
これはリーダーが部下を育てるためにも役立つって言われてるけど、家庭のリーダーは妻のあなたです!
要は口でいうだけじゃダメで「ほめて、耳を傾け、承認し、任せて、感謝で見守って、信頼」しないと無理ですよと。
妻活でいつも私が言ってることと同じじゃんね。
さらに私たちはここに『笑顔』というスパイスを加えます。
ここまでやってやっと「洋子ー、朝ごはんだよ」「洋子ー、昼ごはんは何がいい?」っていうのを
一日3回×11日間繰り返せるように成長するんですよ。
今回は寝込む前に私が1週間分の作り置きおかずを作っておいたので、彼はそれを温めたりよそったりするだけだったけど。
でも味に飽きるとアレンジしたり、麺や丼ものにしてくれたり、東京都から送られてきたレトルトを使ったり、
当事者なりの工夫を、ものすごくしてくれていました。
毎食私と娘の分を作って寝室に運んでくれてって、本当に感謝しかないよ。
本当はハグしてキスしたかったんだけど、1メートル以内の接触禁止!!涙をのんでガマン。
彼に一番大変だったことを聞いたら
「ご飯作りは作り置きがあったから大変じゃなかったなぁ。なんだろう?メニューを考えることかな?」だって。
あー、コレ普段の私たちも献立を考えるのって大変だよねぇ。
でも今回は幹生も買い物には行けないし、作るものも限られてるからその中でのアレンジが難しかったのかもね。
そして一番助かったことは
「どこに何があるって全部わかってたのが良かった。いちいち洋子に聞かなくて、自分でできたから良かった」だって。
これは「なんでできたの?」って聞いたら
「普段から全部やってるからだよね。後は洋子が誰にでもわかりやすくしまってあること。あと文字で書いてくれてる所もいいよね」だって。
なるほどね〜
洗濯するにも「洗剤はどれ?」「洗濯機のどのボタンを押すの?」って聞かれてたら寝てらんないよ〜。
しかも今の洗濯機は操作がものすごく複雑だし、柔軟剤や複数の洗剤使ってる人や、
色もの・素材別に分けてる人、独自の選択方式を取り入れてる人は他人にやってもらうにはハードル高し!
終わったら終わったで、乾燥機はどうするのか?洗濯物を干すピンチは?ハンガーは?どこに干すの?
「なんで網に入れて洗わないのよ!」「え?!コレも一緒に洗ったら、色移りしてんジャン」・・・って、熱が上がります。
だから、旦那さんには家事をお手伝いレベルじゃなく、当事者としてジブンゴトとしてできるレベルに、普段から楽しんで一緒にやることが重要です。
わが家は、娘のあとに私がかかってからは、幹生だけが頼みの綱でした。
本当にこれはラッキーなことで、もしも家族全員が陽性だったら、って考えるとゾッとします。
でもこれは何もコロナに限ったことじゃなく、インフルエンザや他の伝染病でも「家族全員でやられた〜」ってありうることよね。
次のブログは、もしもそんな事になったら・・・
今回の件で分かった
などをお伝えします。