森 洋子 おたくの旦那さんは
何回も同じ話をすることって
ないですか？
マイハズバンドの幹生は
割とよくあります。
この間もほうれん草の
胡麻和えを作るのに
ゴマをすってもらったら
「俺のばあちゃんに
『すり鉢でゴマをするときは
絶対にこの棒を上からすり鉢に
叩き付けちゃいけない』って
毎回言われてたんだよ。
でも俺、叩きつけてさぁ
そんですり鉢を割っちゃって。
ばあちゃんの
大切なすり鉢だったみたいでさー
えっらい怒られたんだよ～」
って毎回ヤツは大爆笑です。
しかも全然反省の色がなく
やってやったぜ、ババアみたいな
間違った方向の勝利感に浸ってる。
そのたんびに私は
まるで初めて聞くかのように
「うんうん、それでそれで？」
「うっへー、それダメじゃん」
ってあふれんばかりのリアクション。
「幹生って昔っからおばあちゃんに
怒られてばっかだね！」
って締めくくります。
多分20回くらい聞いてるよ。
他にもまだまだ
「それ知ってる」
「それ何回も聞いた」
って話はたくさんあります。
最初はボケたか？って
心配になったけど
そうではない。
なぜなら何回もする話は
いつも固定メンバーだから。
さらに内容が
自慢話じゃないので
話を聞いてもらえないから
何回も言ってしまう
という心理でもない。
男の人が同じ話を
何回もするときは
別にあなたを楽しませようとか
新種の情報を教えようとか
思ってるわけじゃありません。
その話の楽しい感じとか
誇らしい、嬉しい･･･
なんかそういう気持ちや思い出を
一緒に共有したいだけ。
だから間違っても
「それ、もう〇回目なんだけど」
「その話し、何回も聞いた」
「もう飽きたんだけど」
なーんて言っちゃいけません。
いいじゃないのよ
かわいいじゃないのよ
特に普段無口な
旦那さんなら、なおさらだよ
語らせてあげよう
楽しんで聞いてあげましょう
そしてあなたの
リアクション女王ぶりを
発揮してください
あ、もしも話しの内容が
過去の栄光とか自慢話だと
ちょっとそれはまた違うので
それはまた今度。
サボってると、愛されないよ！
