ゴールデンウィークや、夏休み、年末年始など、 長い休みで困るのが、 旦那さんと子どもが毎日ずっと家にいることじゃない?
子どもたちは朝から晩まで毎日家にいて、
「アイスないの~」
「また、そうめん?」
「どっかつれてってー」
とか言われると頭にくる。
その上に旦那さんの夏休みが始まったら… 悪夢? それとも嬉しい?
楽しいはずの長期休暇。だけど…
コッチは動きっぱなしなのに、夫はテレビに夢中。
何でダンナは休みがあって私にはないの? 三食ご飯を作るのがイヤなんですけど。旦那の実家で過ごすのが今から憂鬱・・・
そんなタメ息をついてる主婦、きっとイッパイいるよねぇ。
本当なら楽しいはずの長期休暇。だけど、一緒にいる時間が増えるので夫婦喧嘩が増えるのも事実。
なるべく喧嘩の回数やイライラ度を減らして、家族みんなで笑って過ごせたらいいと思いません?
「ダンナがいてくれて助かる」
「早く夫の夏休みこーい」
って心の底から思えるようになりたいよね!
そのためには、夫と妻の「普通にできること」の違いをちゃんと理解しないといけません。
妻は「察すること」が普通にできる
状況として「普段よりも長い時間を一緒に過ごすから喧嘩になる」というのがあるけど、ここで問題になるのが「察して欲しい」という女性の気持ち。
「私が食器洗ってるんだから、座ってテレビ見てないで何か手伝おうか? とか思わないの?」
「うちの主人は察することが全然できません。KYなんです。」
って個別相談でもみんな言ってます。
「それくらい察して」というのは妻の思い違い
以下は、ある生徒さんとのカウンセリングの様子。
「洋子さん、聞いてください。この間、夫の実家に行くかどうかで喧嘩になりました。
私は毎日仕事が忙しくて夜中まで残業続きで疲れてるし、仕事の内容が変わったので覚えることがイッパイ。頭も体も心もオーバーフロー。
家でゆっくりしたいじゃないですか。
私が『え?何で行くの』って聞いたら、不機嫌そうに『は?嫁のくせして夫の実家に行かないわけ?』って顔をしたんです。
そのあとは、もう頭がまっ白!
どうでもいいことで意見が食い違って、言い合いになって、最後は険悪になって無視です。
もう毎回こんな感じだから、結婚してる意味あるのかな?ってむなしくなるんです」
私は彼女に
「そう言われたの?嫁のくせにって言われたの?」
と聞きました。
「いえ、言われてません」
「え?じゃあ、なんで『旦那さんがこう思ってるはず』とか分かるの?」
「・・・なんでだろう?」
「じゃあさ、『私はこういう状態だから家でゆっくりしたいんだ』って旦那さんに言ったの?」
「いや、言ってないです。でもそういうのを言えないようなイヤーな雰囲気だったから」
「言ってないのかぁ。じゃあ〇〇さんは旦那さんに何を求めてるの?」
「え?だって見てれば分かるじゃないですか。私の仕事内容が変わったことは言ってあるし。毎日帰りが11時過ぎとかなんですよ。疲れたー、って言ってれば分かるじゃないですか?!」
「うん、それで?」と私。
「こいつは疲れてるから俺の実家に行くのは大変だろうな、かわいそうだなって思うじゃないですか普通」
まぁ、こんな感じでカウンセリングは進んでいくんです。
ここで残念なお知らせがあります。それは、、、
旦那さんには察する能力がない!
何とあなたの旦那さんは、察することができません! 言い切っちゃいました。
本当は能力が低いと言いたいんだけど、女性と比べるとない。
カウンセリングした生徒さんには 「男の人って私たち女性みたいに、相手の微妙な表情や声の変化で気持ちを推し量るみたいな芸当はできない」って話しをしました。
だから本当にバカみたいだけど、言わないと 分からないの。
「普通、分かるじゃないですか」っていう世界は通用しない!
気が利く男性もいるが、それ は外でのハナシ
たまに「すごく気が利く男の人いますよ」って言われるけど、はい、いますね、時々。
でもそれは「仕事だからやってる」のです。
女性にはこういう風にしといたほうが仕事がスムーズにいくって後から学んで、できるようになっただけ。だから、その人もうちに帰ったら奥さんにはやんないよ~!
「何?それどういうこと?」って意味が分からない人のために、もう少し解説。
ずばり男子は「嫌われたくない」「好かれたい」と思う相手のことは、よーく見て気を利かせます。というか、どっちかと言うと 「気が利く男アピール」をします。
その心は、ずばりっ、『モテたいから!!!!』
で、実際に彼女や結婚して妻になったら・・・その途端に本性が出ます!
「もう自分のもの」と思っちゃったら『釣った魚に餌をあげない』コースまっしぐら(笑)
だからあなたの旦那さんだって結婚する前は、つきあってた頃は、最初の頃は・・・気が利いて優しかったはずよ。
本当はできない、気が利かないんだけど、仕事を円滑にするため・女性にモテるため…に、気が利くスイッチを押しているのです。だから家庭に帰ってくると完全にスイッチOFF。
なにも察することができない本当のオレ様、「ありのぉー、ままのぉー」オレ様になります。
「察すること」を期待したり求めちゃダメ
まず、「旦那さんは察することができない」って事を頭に叩き込んでください。
そもそも能力がないんだから、期待したり求めちゃダメ!
相手は私たちと違う生き物なんだから、接し方を変えないと伝わりませんよ~。
どうすれば旦那さんに気づいてもらえるか?
察することができないならどうする?
口で言わないとダメだよねぇ。
ならばどう伝える?
例えば、この間も私は夫の幹生に相談をしてて、
一生懸命丁寧に説明してたら聞き終わった後に「風呂にいっておいで」と優しく笑いながら言ったんだよ!
おい、おい、おい…なぜ、そこで風呂が出てくる?!違うでしょ、普通、分かるでしょ!
私の話しを聞いてたら「大変だったね」とか、そういうねぎらいの言葉 を言うでしょ!って思うんだけど、夫の意図は違うのよ。
私も幹生になんでそういったのか聞いたら
「疲れてるだろうからお風呂に入って、ゆっくりしたらいいと思ったから」という優しいお言葉。
「あー、ごめんね。幹生って優しいのね。でも私はお風呂の心配より『大変だったね、つらかっ たね』と言って頭をナデナデしてほしかったの」 と言って、ナデナデしてもらいました。 オマケにギューもつけてもらいました。
彼らに私たちと同じような細やかさを、どーしても求めるなら、女の人を好きになってレズビアンになったほうがいいかも。
「正直に伝える」ことから始めましょう
だから生徒さんには「あきらめるなっていつも言ってるけど、そこはあきらめて。(笑)
そのかわり、あなたの気持ちを正直に伝えてみて」って言いました。
ねぇ、子どもにはしつけで
「嘘をついちゃいけません」
「正直に本当の事を言いなさい」
「どうして素直になれないの?」
って言ってない?
それならまず、あなたがお手本を見せてあげましょう。
旦那さんに素直に「正直な気持ち」を伝えてみて。
そのためにはあなた自身がまず、自分の「正直な気持ち」に気がつくことから。気がついて伝えてね。
サボってると、愛されないよ!