妻活プランナーの森洋子です。
今日はジャーナリスト堀潤さんの「スーダン写真展」の様子をレポートします。
きっかけ
そもそも私は堀さんの大ファンで、朝7時から放送の東京MXの堀潤モーニングFLAG」を毎日録画して見てます。
東京MXから胡蝶蘭来てました
「なんでニュースを録画してんの?」
それは朝の9時までと夜の5時以降は、夫の幹生にチャンネル権があるから(笑)
テレビ大好きっ子幹生と、テレビ見ない私との話し合いの結果、落とし所はここに着地。
で、録画してた当日のニュースを見てたらスーダン写真展の紹介で
「今日は両国の会場に11〜2時位までいます」
って堀潤が言ってたから、会いたくてさっそく出かけたのよー(笑)
そう、きっかけはすっごくミーハー!
んでもって写真も撮ってくれたー!!実は去年も収録現場に見に行ったので2回目
スーダンの現状
皆さんは、2023年4月にアフリカのスーダンで軍事衝突が始まり、現地の外国人退避のニュースが連日されていたのを覚えていますか?
あの時はどのテレビ局も「日本人救出」ってことで連日大騒ぎで放送してたけど、実はそのあとが重要で、みんなの関心が薄れる事が心配だって堀さんも番組で言ってました。
正直、私もすっかり忘れていたの。
でもこの写真展で今でもスーダンの民間の人たちや、難民たちの安全や命が危険にさらされている。
その中には小さな子どもたちも、含まれているんだって気づかされました。
SUDAN HOPE
堀さんは2019年末から2020年お正月にかけて、スーダンの日本国際ボランティアセンター(JVC)の活動地を訪問して撮影したそうです。
なんと10時間以上もバスに揺られて「本当にこのバスで合ってんのかな?」って不安になりながら現地入りしたとのこと。
会場には「小学校に入る機会を逃した子どもたちのための補習校」での子どもたちの様子が展示されています。
彼らのまなざしが、ピュアで澄んでいて、嬉しそうでこっちまで思わずニッコリしちゃう。
でも「この子たちは今どうしているんだろう?」「元気なのかな?」「生きているのかな?」って胸が詰まりました。
JVCスタッフに聞いてみた
補習校の運営
私が行った時にはスタッフの今中航(こう)さんと小林麗子さんがいて、色々お話を聞きましたよ。
彼らがやっているのはJVCの活動の一つで「小学校に入る機会を逃した子どもたちのための補習校」を運営すること。
でも、ここで疑問
「なんで小学校入学の機会を逃すの?」
・親は学校に行かせたいけど、子どもが5〜7人いて全員は行かせられない
・義務教育と言いながら、完全無料ではなくお金がかかる(学校側も政府から十分な支援がないので、親からお金をもらっている状態)
なるほどね〜
で、1年生のタイミングで入れなかった子どもたちを集めて、2つのグループに分けて補習校をやっています。
補習校の内容
・30人1クラスで、年齢で2クラスに分ける
・毎年300人位が入学して、2020〜2022年でのべ1000人を義務教育の小学校に送り出した実績
・期間は5〜6ヶ月、イスラム教なので金土が休み
・朝は正規の学校なので、午後から3時間くらいの授業
・上の学年の授業は国語(アラビア語)、英語、算数、宗教。下の学年は国語(アラビア語)、算数
毎年300人もすごい!って驚いたけど、学校に行けていない子はもっといるんだって。
補習校に通わせている親は教育に熱心なので、他の兄弟もなんとか学校に行かせるようにアドバイスしてるけど難しいんだって。
ドロップアウト
小学校に通っても、高学年になるとドロップアウトするケースが多いんだって。
理由は女子はアーリーマリッジ(結婚)が多いから
このかわいい少女は16歳で、
この赤ちゃんのママ
私は16歳で子どもを産めたかな?産めたとしても育てられたかな?
そして残念だけど貧しい国では子どもたちは重要な働き手。
学校に行くより農場に働きに行く方が現金収入を得られるし、家の仕事や家畜の世話をさせるので学校はやめちゃうんだって。
心がけていること
現地の運営リーダーの今中さんが気をつけているのは、先生は現地でコミュニティ内の人を選ぶこと
その理由は
・生徒のことを知っているから
・スーダン人はよく時間に遅れて、言い訳が多いが嘘がつけないから(笑)
「2つ目は何それ?」って聞いたら
例えば遅れた理由を「バスが来なかったから」「親戚が死んだから」みたいな言い訳を言う場合があるんだって。でも同じコミュニティにいたら、そもそもバスに乗る必要もないから言い訳できないと(笑)
南の国あるあるだね!
最後に
今中さんは
「スーダンの人たちは今回の戦争に関していうと誰も関係ない。また内戦してるわ…という感想を持ってる人がいるかもしれないけど、スーダンの国の人たちは誰も望んでいない、ことを知ってほしい」って言ってました。
そして小林さんは
「本当に自然が美しくてスーダンの人はとっても優しいし、ご飯も日本人の口に合うと思う。戦争が落ち着いたらぜひスーダンに行ってほしい」とのことです。
この夕焼けを見に行きたい!って思ったよ。
私たちにできること
「私にできることは何ですか?」って今中さんに質問したら「まず、この写真展に来て!って広めてください」って言われました。
知らないことは罪じゃなくて、知ればいいだけだっていつも私は思うのよ。そして知ってる人は教えてあげればいいだけだって。
だからあなたも、まず知ることから始めてみませんか?
堀潤写真展「SUDAN Hope」
●両国会場
期間:2023年6月6日(火)〜6月11日(日)
11:00~18:00 ※日曜のみ17時まで
会場:ピクトリコ ショップ&ギャラリー
●恵比寿会場
会期:2023年6月6日(火)〜6月11日(日)
11時〜19時 ※日曜のみ17時まで
会場:HIROSHIGE GALLERY (弘重ギャラリー)
渋谷区恵比寿南2丁目10-4 ART CUBE EBIS B1F